ブライダルメイクのコツって?
ブライダルメイクとは言葉通り、結婚式での花嫁専用のメイクで、
『花嫁さんをより華やかに美しく魅せ、ドレスや着物などの衣装姿をより一層引き立たせる』ことを目的としています。
花嫁さんのご要望を伺うだけでなく、衣装に合うメイクを提案したり、当日は、楽しいお話をして緊張している花嫁さんの緊張を解くなど、式を裏から支える細やかな心配りをすることも、大切なお仕事のひとつです。
花嫁さんの好みを先にしっかり聞いておく
ブライダルメイクでは、普段のメイクよりベースメイクを丁寧に行い、シミやくすみ、シワを目立たないようにします。
ベースメイクはツヤを出すと若々しくカジュアルに、マットに仕上げるとクラシックで落ち着いた印象になると言われていますが、花嫁さんの好みを先にしっかり聞いておくことが大切です。
花嫁衣装であるドレスは胸元が開いているものが多いので、顔と首の色が違いすぎると目立ってしまいます。
普段のお化粧で、顔だけが白くて首との色の違いが大きい方を見かけることがありますよね。あのようにならないようにしましょう。
首やデコルテも顔の一部と考え、そこにも薄化粧し、顔と首との境い目が目立たないようにします。
首やデコルテ、背中にラメやパール入りのパウダーをつけてみてください。キラキラ輝いてきれいですよ。
化粧崩れしないように衣装に合わせて提案する
結婚式では花嫁さんは笑ったり、感動のあまりうれし涙をこぼす方も多いので、化粧崩れしないような工夫も必要となります。
特にアイメイクはマスカラが落ちてパンダのようにならないようにしなくてはなりません。
そのためには、ウォータープルーフなど落ちにくいコスメを使ったり、まつげエクステをつけたりします。
まつげエクステは本番1ヶ月前くらいに一度着けて、どんな感じに仕上がるかチェックしておくと安心です。
本数やカールの具合、カラーも色々ですので、ドレスや着物の色も考えてご提案しましょう。
顔をはっきりと立体的に見せるテクニックを忘れずに
花嫁さんの衣装姿を映えさせるだけでなく、写真写りを良くするのもブライダルメイクでは大切な役目となります。
そのためには、顔をはっきりと立体的に見せるテクニックが必要です。
顔全体を濃くする必要はありません。
眉毛やチークを濃い目にし、ハイライトを入れてみましょう。
特に眉毛を濃くしておくことは忘れないでくださいね。
濃くしておけば、花嫁さんにスポットライトやカメラのフラッシュが当たったときに、眉毛が飛んでしまうこともありません。
ブライダルメイクで忘れてならないことは、普段の花嫁さんのイメージと、あまりにもかけ離れてしまわないようにすることです。
来ていただいたお客様に、あの人誰?となってしまわないよう、ご自身のもつ魅力を最上級に引き出すことが大事です。
唇が厚めの方であれば、オーバーリップで、より唇をボリューミーに見せたり、たれ目の方であれば、目尻にポイントを置いて、たれ目をより生かすなど、ご自身らしさを大切にし、そこを強調するのもひとつの方法です。
ブライダルメイクでしか出会えない瞬間く
ブライダルメイクは、花嫁さんの幸せの瞬間に立ち会える素敵なお仕事です。
日頃から心身ともに健康でいられるよう注意し、笑顔で接することができるようにしておいてくださいね。
花嫁さんを幸せにするだけでなく、あなた自身もメイクをしながら幸せになれるように。
写真素材の出典:http://gahag.net